『おかあさんのいのり』

『おかあさんのいのり』
作・武鹿悦子/絵・江頭路子/岩崎書店

母となり、ねがうことはただひとつ。
「どうか、この子がすくすくと育ちますように」 この小さな手を守りたい。
一緒に過ごすかけがえのない日々。
愛に包まれて、大きくなぁれ!
そして、いつかあなたも親になる。
その当たり前の幸せを奪う戦争。
「この かわいい ても いつか おかあさんのてを つつみこむほど つよく おおきくなるでしょう そのてが どうか 銃など にぎりませんように」
“へいわ”というたからものを全ての子ども達へ。

武鹿悦子さんのやさしく力強い言葉と、江頭路子さんの やわらかな絵とがとけあう。
静かであたたかく、それでいて強い母の愛を感じる。

“おかあさんのいのり” それは、平和への願い。
子をいつくしむ愛のうた。

母の日に思う。

(くどえり)

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絵本専門店グリム
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