『わたしたちの家が火事です』
~国連で地球を救おうと呼びかけたグレタさんは、 人前でしゃべるのが苦手な女の子でした。 グレタさんを突き動かしたのは!?~
『わたしたちの家が火事です』 (ジャネット・ウインター/福本友美子訳/すずき出版)
グレタはスウェーデンのストックホルムに住んでいる女の子です。
ある日、先生から地球の温暖化、南極の氷もとけてきて、動物や人間の命も危ないことを聴き、いっぱい学びます。
「未来がないならば学校なんて何の役にたつの? 一体どうすればいいの?」と、悩み考えます。
そして、気候変動を考える学校ストライキと描いたポスターをかかえて国会議事堂の前に座り込みます。
最初はみな知らん顔。
でも次第にほかの学校の子どもたちが 共感しポスターを持って参加するようになり、大きなうねりになっていきます。
巻末の1頁、「あなたは何をしますか?」は心に迫ってきます。
作者ジャネット・ウインターさんは 「若いグレタがわたしのいいたいことをいってくれたと思いました。80歳のわたしのかわりに。」と結んでいます。
投稿者プロフィール
- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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