『ポリぶくろ、1まい、すてた』

~20年前のアフリカにポリぶくろのリサイクルを  はじめた女性がいました。~
『ポリぶくろ、1まい、すてた』(ミランダ・ポール=文/ エリザベス・ズーノン=絵/藤田千枝=訳/さ・え・ら書房)

アイサトは果物を頭にのせて運んでいると かごが壊れてしまいました。
そこへポリぶくろが飛んできたので、 拾って入れ直して家に帰ります。
ある日、そのポリぶくろが 破れてしまい、そのまま地面に捨ててほかのを拾いました。
みんながそうしているからです。
1枚は2枚10枚と ついには100枚に・・・
アイサトは大人になり大変なことに気が付きました。
ヤギたちがゴミをあさりポリふくろを食べて 何匹も死んでしまったのです。
ゴミの山は臭くて蚊が飛びまわっています。
アイサトはポリぶくろをつまみ出し、洗って リサイクルの方法を考えます。
仲間たちと一緒に 作ったのは!?

絵はカラフルなコラージュで、紙やポリぶくろを 使用しているとのこと。
ポリぶくろの感じが よくでています。
私もマイバック持参で買い物してはいるものの、 それでも1週間に30リットル入りの袋一杯になる。
商品そのものに包装されているからだ。
クジラやサカナがポリぶくろのを飲んで死んでいることが 報道されて久しいが、地球温暖化と根っこは同じ。
国際的な取り組みと共に一人一人の自覚にもかかっている。

投稿者プロフィール

絵本専門店グリム
絵本専門店グリム
ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。

One thought on “『ポリぶくろ、1まい、すてた』

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です