『へんかしら そうかしら』

ナンセンスの内田麟太郎さんと「きんぎょ」シリーズの高部晴一さんのコンビ作は、抜群の面白さ。
鮮やかな色合いの絵は多色多版のガリ版で描かれたそうです。

『へんかしら そうかしら』
作・内田麟太郎/絵・高部晴市/すずき出版

“かぼちゃ へんかしら そうかしら”
“ふたこぶらくだ へんかしら そうかしら”

なんのこっちゃ❓ 文字だけでは伝わらない。
絵と一体となって、じわりとくるおもしろさ。
同音異義語のことばあそびの絵本。
ん⁉️    なんのこっちゃ❓
そう、難しいことは抜きにして、絵本をパッと広げれば世界はひろがる。

1ページ毎に子ども達からツッコミが入る。
“へんかしら そうかしら”
「へんだよ! へんだよ! だって、ここみて!!」
「こっちもおかしくない?」
「ん? これはどういうこと?」
ちょっとひねってあるページは、じっと見つめてブツブツ。
「わかったー!!」 勝ち誇った顔で、にんまり。
そうかしら といいたくなる私。
ご家族みんなで楽しめますよ。
ただし子どもたちが「へんかしら そうかしら」というようになっても責任とれません。

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絵本専門店グリム
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ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。

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