『歌がにがてな人魚』

あぁ、なんで“人魚”という言葉は、乙女のハートをわしづかみにするのでしょう💕
本を手に取って、表紙を見ただけで、娘たちから次々と言葉がび出しました。 
「人魚って、かわいいよね」
「人魚って、髪の毛が長いよね」
「人魚って、泳ぎが上手だよね」
「人魚って・・・」「人魚って・・・」
そろそろ、おはなしを読んでもいですか?😅

『歌がにがてな人魚』
作・ルイス・スロボドキン/訳・小宮由/瑞雲舎

遠い南の海の底。
人魚の学校のおはなし。
人魚たちは何を学んでいるのでしょう❓
上品におよぐこと。
波に乗りながら踊ること。
一番大切なのは、くしで髪をとかしながら歌うこと。
人魚の学校の中でも有名な〈ブルー・ロック・スクール〉に通うシンシアは、ひとりだけ赤い髪。
なんでも上手にできるけど、ひとつだけ・・・。
歌の授業は苦手。
だから、授業中はただ静かに座っている。
「シンシア、歌の授業、つらくないかな?」
「歌が大好きなのに、上手じゃないと歌っちゃいけないの?」
娘たちは、シンシアと同じふくれっ面。
そんな、シンシアの歌声が大活躍する事件がおこります・・・。

透きとおった海。
きらめく光。
娘たちは、もうすっかり〈ブルー・ロック・スクール〉の生徒の仲間入りです。
“オー❗️ 海からつきでたブルー・ロック❗️”と校歌を大合唱🎶
笑ったりビックリしたりと表情がコロコロ変わります。
気分爽快❗️ 満面の笑みです😊
「苦手なことがあっても大丈夫だよ」と娘たちはしっかり受けとったようです。
さあ、一緒に歌いませんか?
暑い夏の日は、人魚の国が気持ちいいですよ😉

訳者の小宮由さんの言葉にハッとしました。
皆さんにも読んでほしいなぁと思うあとがきです。
『歌かがにがてな人魚』は、『カルペパー一家のおはなし』『ふたごのカボーイ』『ヤナギ通りのおばけやしき』に続くシリーズ4作目となります。
それぞれ魅力的な登場人物と気持ちがあたたかくなるお話です。
文字数は少な目なので、人魚にも低学年にもオススメです😉

表紙カバーと表紙が違います。どちらも素敵

投稿者プロフィール

絵本専門店グリム
絵本専門店グリム
ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です