図書館のふしぎな時間
「未来への記憶」シリーズ第3弾
『図書館のふしぎな時間』 (福本友美子作/たしろちさと画/玉川大学出版部)
ゆりかはおかあさんについて上野の国際子ども図書館へきました。
おかあさんが調べものをしている間、子どものへやで本を 読んでいると、本の間からむかしイギリスで出された本の中にすんでいるという「すこしはものしりのようせい」が現れました。
その妖精の案内で古い本を所蔵している部屋や本のミュージアムなど 館内をめぐります。
妖精に「不思議の国のアリス」についても教えて もらったり、初めて知ることばかりです。
100年前の建物には昔から読まれてきた本の登場人物がいきづき、 語りかけ不思議がいっぱいです。
気配が感じられます。 読者も妖精の後についていき、未知との出会いでドキドキします。
たしろちさとさんの画が精密に雰囲気まで描かれているので ワクワク感がたまらないです。
背表紙の文字も見えて、嬉しくなって しまいます。
私もだいぶ前に2回ほど行きうろ覚えですが、少し立ち上がってきました。
翻訳家の福本友美子さんの初めての作で国際子ども図書館に関わり、 膨大な蔵書などを多くの人に知ってほしいというところから生まれた そうです。
本の好きな人へのプレゼントにもいいですね。大型で豪華ですよ。
投稿者プロフィール
- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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