『はるにきみがめざめたら』
春の陽ざしが森におりてきました。
冬のあいだ冬眠をしていたヤマネのクイックは目を覚ましたでしょうか。
『きみにおやすみをいうまえに』の続きのお話しです。
『はるにきみがめざめたら』
文・ジョルジョ・ヴォルベ
絵・パオロ・プロイエッティ
訳・ほりぐちみのり
発行:発売 工学図書/山烋のえほん
もうすぐ春です。
キツネのロッソが一年で一番楽しみにしていた季節です。
ヤマネのクイックが冬眠から目をさまし、また遊べるからです。
でも心配なことがありました。
ロッソはクイックが冬眠している間に、アナグマのバスと友だちになっていました。
クイックは受け入れてくれるだろうか。
バスのことを好きになれなかったらどうしようと色々悩んでしまうのでしたが・・・
春は子どもたちにとっても出会いの季節ですね。
新しい友だちと出会い、ワクワクドキドと嬉しい反面、戸惑ったり悩んだりすることもあるでしょう。
そんな気持ちを温かくそっと掬いとるように描いています。
春の光をあびている草花や森、動物たちの表情が生き生きとしていて、心やさしくなります。
投稿者プロフィール
- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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