『空とぶ馬と七人のきょうだい モンゴルの北斗七星のおはなし』
お天気のいい日は夜空に北斗七星がくっきりと見えます 🌟
祈るような気もちで空を見あげたくなります。
『空とぶ馬と七人のきょうだい モンゴルの北斗七星のおはなし』
(イチンノロブ・ガンバトール文/バーサンスレン・ボロルマー絵/ 津田紀子訳/廣済堂あかつき)
空には星はなく、夜がくらやみにおおわれていたころのお話。
モンゴルの草原では、王様が七人の美しい王女と暮らしていました。
王女たちがあらわれると、暗闇も明るくなりました。
ある晩、それをみた鳥の王ハンガリドが王女たちをさらい、空の彼方へ連れ去りました。
王様は祈祷師のお告げで七人の兄弟を呼び王女たちを助けるように命じます。
七人は「力こぶ」「風の足」「鼻きき」など不思議な力を持っていました。
つばさのある馬にまたがり助けに向かいます。
さて、無事助けることができるでしょうか。
モンゴルの昔ばなしをベースにしたお話が雄大で、七人の活躍が爽快。絵が独特な色合いで鮮やかです。
見返しも素敵です。
後見返しはモンゴルの美しい星空が広がっているようです。
『トヤのひっこし』の夜空も満天の星空でした。
空はつながっていますね。
今夜は兄弟たちの北斗七星がみえるでしょうか。
見えますように 🌟
投稿者プロフィール
- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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