『シポックさいごのえもの』

『シポックさいごのえもの』
著・いとうひろし/めくるむ

怪鳥シポック恐るべし!
ありとあらゆるしっぽを食いつくし、とうとうおおへびオデカのしっぽに狙いをさだめた。
しっぽをかけた壮絶な戦い。
勝つのはどっちだ!?


「ねえ、結局、へびのしっぽはどこから何だろうね?」と子ども達。
「ここからかな?」
「こっちかもよ?」と一通り言い合って、閃いたようにパソコンで調べるあたりが現代っ子。

どこからなのか…?
なぞが深まる・・・。
オデカに聞いたらわかるかな?

『シポックさいごのえもの』は、いとうひろしさんが大学生の頃に作った絵本を描きなおしたものです。
細かな背景は一枚一枚描かれていて、ひとつとして同じものがないそうです。
絵だけでなく文字の一つ一つも切り取ったコラージュで作られていることに驚きます。

それにしても、シポックもオデカも憎めないお顔。
どちらにも負けてほしくないなぁ~。

(くどえり)

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絵本専門店グリム
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