アーサー王のひひひひひまご

大晦日が近づき、なんとなく落ち着かない日を過ごしていませんか⁉️
そんな時は、勇者ヘンリーと冒険の旅に出かけましょう❗️

『アーサー王のひひひひひまご』 作・ケネス・クレーグル/訳・津森優子/瑞雲舎

伝説の勇者アーサー王のひひひひひまごのヘンリーは、6歳の誕生日に冒険の旅にでかけた。
火をふくドラゴン、一つ目の大男キュクロプス、鳥の怪物グリフィン、一番恐ろしい怪獣リバイアサンに”われこそはアーサー王のひひひひひまごのゆうしゃなり~”と次々に戦いを挑むのですが・・・。
先日、小学校でこの本を読みました。
幼稚園児から小学校高学年の子ども達の見つめる先に、次々と現れる恐ろしい怪物たち。
「怖いもの知らずだな。ヘンリーは。」
「まさか、そういうこと?」 漏れ聞こえてくる子ども達の言葉に、心の中でほくそえみ読み進める私。
最後は「あー、なるほど」と会場全体が大きくうなずき、暖かい空気に包まれました。

そして、この本のもう一つの魅力は、 読み手がとっても気持ちいいのです!
心はすっかり6歳の男の子ヘンリー。
大きな声で威勢良く「われは、アーサー王のひひひひひまごのゆうしゃなり〜〜」と言えば、スカッとすること間違いなしです😉
また、ドラゴンのうろこやグリフィンの羽のひとつひとつ、海の荒れ狂う様子等、全てが細かく、色彩が美しい。
じっくり絵も楽しめる絵本です。

投稿者プロフィール

絵本専門店グリム
絵本専門店グリム
ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。

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