☆お父さんの出番です!☆

『こわいオオカミのはなしをしよう』
(ウイリアム・  マクリーリー作/佐竹美保絵/小宮由訳/岩波書店)

パパはマイケルが眠る前におはなしを始めました。
主人公はメンドリのレインボー。
ある夜の事、肉屋の 包丁のような牙をはやした間抜けでこわーいオオカミ、 ウォルドが農家の鶏小屋に盗みに入り、まんまと捕まえ森に 逃げ帰ります。レインボーは何とか逃げようと知恵を 使います。
さてどうなるでしょうか。
このおはなしは次の日も続きます。
お父さんと子どものかけ合いの中で物語が変化し 生き生きと語りかけてきます。
おはなしのキャッチボールが楽しい。
これはまずはお父さんがお子さんに読んであげてほしいです。

同じくもう1冊は
『お父さんとお話の中へー父と子のお話12か月』(原 正和/本の泉社)

お父さんが小学校1ねんせいのともちゃんにお話をする というスタイルをとっています。
どのお話もやさしさにあふれていて、心がほかほかになります。
私が特にお気に入りなのは10月「ポットラッチがつけた名前」です。
世界で一番大切で美しい我が子にふさわしい名前をつけたくて 名前をさがす旅に出ます。
そして気がついたことは・・・ うーん、なるほど。
そういうことですねと嬉しくなりました。
原さんは実際にともちゃんとお話づくりを楽しんでいました。
今も?!素敵なお父さんです。

そのともちゃんこと原知子さんが
『一日だけのうさぎ』 (こばようこ/絵/くもん出版)を出版なさっています。
「うさぎになる日」がある町、行ってみたいですね。
うさぎになって気がつくこと?!こちらもおすすめです。

娘が子どものころ、夫がやはりおはなしを作りながら 語っていました。
それから、それからと相づちをうつと どんどん繋がっていき、終わらすのが大変だったようです。
父と子どもの関係もいいものですね。
3児のママになった娘はどんな風景を心のポケットに しまっているでしょうか。

もし在宅勤務などですきま時間ができましたら お子さんとご一緒におはなしづくりを楽しんでみませんか。

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絵本専門店グリム
絵本専門店グリム
ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。

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