『カッパーノ』

『カッパーノ』
文・森くま堂/絵・いわさきさとこ/BL出版

カッパーノは人気者。
あのこもこのこもカッパーノに夢中。
だって、きらりと輝くさらがかっこいいんです!
ところが・・・。
カラスにさらを奪われた!!
さらのない頭に仲間のカッパも風も冷たい。
「ぜったい さらを さがしだす」と旅立つカッパーノ。
さらを取り戻すことはできるのか?!

「おもしろい!!」こども店長たちの声がそろった。
おもしろいと思ったら、読み合いたくなるらしい。
「次は私が読む番!」と、順番に読み合う。
同じ場面で笑ったり、新たな発見をして興奮したりと、何度読んでも楽しそう。
「このカッパはパパに似てる」
「こっちは、○○ちゃん」
どのカッパも知り合いに見えてきて、すっかりカッパまちの住人となっていたこども店長たち。
次はあなたの番ですよ。
カッパーノの魅力にはまるのは!
最後の1ページがピタッと決まっていて、何とも恰好がよいですね。
大人としては思わぬことに遭遇しても、そのことがかえっていい結果をもたらすかもしれないなどと”深読み”してしまいましたが・・・

ノリノリでポップを描いたこども店長

◆番外編◆
先日、4年生の教室で『カッパーノ』を読みました。
表紙をみて笑いがおこる。
でも、「カッパなんておもしろいのか?」という雰囲気もありました。
さら探しの旅では、クラス全員が目を皿のようにして絵本を見つめ、あるページでは「ハッ!」と息をのむ声があちこちから聞こえてきました。
あのこもこのこも教室の誰もがカッパーノに夢中な読み聞かせの時間でした。
この後の授業に差しさわりがあったかもしれません。
みんなカッパーノの世界に行っていて 💦

投稿者プロフィール

絵本専門店グリム
絵本専門店グリム
ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。

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