『富士山のむこう側』 (岩崎京子・作/小泉るみ子・絵/文溪堂)

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タイトルからぐっと魅かれた。
面白いです!
何しろ沼津が出てきて愛鷹山の西の葛山城から始まるのです。

『富士山のむこう側』(岩崎京子・作/小泉るみ子・絵/文溪堂)

時は戦国時代、甲斐の武田、駿河の今川、小田原の北条三国がにらみ合っていた。
その三国に挟まれていた葛山家には元気いっぱいのふじひめがいた。
ある日のこと、裏山で富士山をみていると頭巾をかぶった武士に会う。
ふじひめが摩利支天とよんで貴んでいる。
その武士がやがてふじひめの運命の人に・・・
ある霧の夜、突然城を訪ねてきた武士に領主の父母が連れ去られ、行方不明になる。
こうして子どもたちの命がけの逃避行がはじまる。
ふじひめもまきこまれていくが、旅芸人などに助けられながら明るくたくましく生きぬいていく。
ふじひめの心の支えはいつも見守ってくれている富士山だった。
やがて・・・

戦国時代を舞台に史的事実から紡ぎだした本格的時代小説。
岩崎京子さんは御年99歳。
ただただすごいです。

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絵本専門店グリム
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