日本全国ふしぎ案内④ 菜の子ちゃんとマジムンの森

首里城が燃えてしまった!
一度しか行ってないけれど心にくっきり残っている。
朝方テレビで燃え上がる首里城を見ていたら涙があふれでてきた。
たまたま手元に届いていた沖縄での物語を読んでいただけに ショックだった。

『日本全国ふしぎ案内④ 菜の子ちゃんとマジムンの森』(富安陽子作/蒲原元画/福音館書店)
沖縄本島北部の山原(やんばる)の森が舞台。
海辺にある小学校4年生の教室に菜の子ちゃんが現れる。
ユージは菜の子ちゃんとの帰り道、 森に棲んでいるブナガヤ(妖怪)が落としていったサンニンの 葉っぱを拾う。
二人でシーサーに乗って空を飛びブナガヤを見つける。
100年に一度「マジムン月」の満月の夜、キーヌシー(木の精)たちが 子どもを産むのだが、ブナガヤは海の門を開く役目を負っていた。
サンニンの葉は門を開く大切な鍵だった。
空と海を駆けめぐり、そこで二人が観たものは・・・ 沖縄の風土、風、独特の文化を菜の子ちゃんと共に冒険し、 感じることができる。
菜の子ちゃん通信や巻末には 作者の解説とブナガヤの昔話も紹介されている。

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絵本専門店グリム
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