『しばふって、いいな!』
新型コロナ騒動で重苦しい雰囲気。
お天気が良かったら、公園や草はらへ行って 思いっきり深呼吸できるといいですね。
寝転がってみると何が見える?
少し霞んでいる春の空。
梢に新芽が光っていて 生命のほとばしりを感じるかもしれないね。
チクチクする草はらには小さな虫たちが 躍動しているかもしれないね。
もしも今すぐ遊びにいけなかったら この絵本を開いてみるのもいいですね。
『しばふって、いいな!』(レオーネ・アデルソン:文/ ロジャー・デュボアザン;絵/こみやゆう;訳/瑞雲舎)
表紙の鮮やかな緑がとってもきれい。
爽やかな風が吹いてくるようだ。
ページをめくると、 緑が青々とした世界。
子どもたちは跳んだりはねたり、 かくれんぼに土手すべり。
虫や鳥、動物たち、 しばふに息づく者たちから見えたり感じたりすることが 描かれ、文もテンポよく共に冒険できる。
視点が変わると、こんなにも世界が違うんだね。
デュボアザンの『おばかさんのペチューニア』は読むたびに ついつい笑ってしまう。
緑と赤色がきれいで虫たちも登場。
この『しばふって、いいな!』もユーモアのエッセンスも効いている。
60年前とのことですが、現代にも通じていて大切なことを 伝えている。
まずはページをめくって緑の風をどうぞ!
投稿者プロフィール
- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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