秋風を感じる10月19日(土)に『きみがいるから』トークイベントを開催しました。

文章を書かれたくさかみなこさんとマイクロマガジン社の編集者による対談です。

まずは、くさかみなこさんによる読み聞かせで『きみがいるから』の世界へ。日常をシンプルに描く文章は、どこか詩的で情緒的。「文章が音楽的でステキ」と、はしもとみおさんがおっしゃったそうですよ。

実際にくさかさんと暮らす保護猫ピノ、モナのおはなし。
『きみがいるから』を執筆するきっかけや、絵をはしもとみおさんに依頼することになった経緯等、興味深いおはなしが続きました。
編集さんからお聞きする、はしもとみおさんの作画の様子はビックリすることの連続。
現在、佐野美術館で開催中の〝はしもとみお展〟も含めて、今一度はしもとみおさんの作品をじっくりと観たくなりました。

また、印刷に関しては色校と絵本とを見比べて、印刷の難しさや職人技等をお聞きしました。
色校はありませんが、グリムにて原画と絵本をぜひ見比べてほしいと思います。

最後は、和気あいあいの質問タイムとなりました。
愛する猫のおはなし、くさかさんがおはなしを書く時の気持ちや出来上がるまでのプロセス等、大いに盛り上がりました。

かけがえのない毎日を綴った『きみがいるから』トークイベントは、今があることの幸せをかみしめるあたたかい会となりました。

くさかみなこさん、編集の有吉さん、ありがとうございました。
ご参加いただいた皆さまもありがとうございました。
一緒にすてきな時間を過ごせたことを幸せに思います。