『いのちの水 ブルガリアの昔話』
☆八百板洋子さんから絵本のお便りが届きました。
がんばっていらっしゃって、いつも励まされます。

『いのちの水 ブルガリアの昔話』
(八百板洋子再話/ベネリン・バルカノフ絵/福音館書店)
むかしむかし広い国をおさめる王さまがいました。
たいそう強かったのですが、年とともに体の衰えを感じるようになりました。
そこで三人の王子を呼んで、永遠の命が得られる「いのちの水」を探すようにいいます。
勇敢な末の王子は命からがらの銀色のドラゴン親子や銀の魚、金の鳥を助け、水のある城にたどりつきました。
そこで水の精「いのちの水」を授けられます。
けれども二人の兄に奪われ、水の精も囚われてしまいます。
王子が助けた金の鳥が飛んできて、奪い返しに行きますが・・・
ドラゴンや金の鳥など次々と登場。
壮大な冒険、昔ばなしでハラハラドキドキしてきます。
みずみずしく美しい絵がはるかなる世界へ誘ってくれます。
八百板洋子さんが実際にブルガリの語り手から直接きいたお話です。
ブルガリアはバラ、大理石と水の国。
エキゾチックな香りがしてきます。
「バラの谷」などいつか行ってみたいと思ってはいますが。
ほかに、留学記『ソフィアの白いばら』『吸血鬼の花よめ―ブルガリアの昔話』などの著書があります。
投稿者プロフィール

- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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