おれ、よびだしになる
『おれ、よびだしになる』 文/中川ひろたか 絵/石川えりこ/アリス館
子どもの頃、父がよくテレビで相撲を観ていた。
私は他の場所で何やらしていたけれど、 よびだしの声が聞こえてきて観に行ったりした。
よくとおる声だった。とおる声のために修行していたのですね。
この絵本はその「よびだし」にスポットをあてて、 よびだしに子どもの頃から憧れていた少年が夢をかなえていく物語。
ぼくが5歳のたんじょうびのときに おかあさんが「たんじょうびプレゼント」と福岡の大相撲に つれていってくれたことがキッカケになる。 「よびだし」さんには色んな仕事もあるのですね。
日ごろ表にはでない裏方も分かって興味深い。
この絵本は「よびだし」だが自分の夢をかなえるために がんばっている子どもの背中をも押してくれるだろう。
絵がモノクロで迫力がある。
それだけに幟、けんしょう幕の色は目立つ。
どうも身近な絵本作家さんも登場しているとか。 あっ、みっけ!
★一周年記念講演会★ に石川えりこさん登場!!
『かんけり』初の原画展も開催!!
日 時 2020年2月29日(土)13:00~15:00
サイン会 15:00~16:00
場 所 絵本専門店グリム
参加費 1,000円
定 員 20名
投稿者プロフィール
- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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