おねえちゃんって ふしぎだな

版を重ねている本!
✾落ち葉をざくざく踏んでどこへ?二人きりでだいじょうぶ?
『おねえちゃんって ふしぎだな』
(作・北川チハル/絵・竹中マユミ/あかね書房)
ちーこは、幼稚園では“おおきいくみ”のお姉さん。
でも、家では小学生のおねえちゃんがいる小さい妹。
一人でおでかけもできるし、たくさんのことを知っているお姉ちゃんをいつもすごいなぁって思っています。
ある日、お母さんに頼まれておばさんの家へ二人きりで行くことに。
なんだか怖そうな森を通っていくのです。
強くて頼りになるお姉ちゃんと一緒だから、平気だよね・・・!?
ちーことお姉ちゃんのやりとりが、我が家の姉妹と重なります。
姉「私、このお姉ちゃんの気持ちわかるよ。妹が一緒だと、本当は自分もちょっと怖いなって思っている時でも、強くなれるんだよ」
妹「ねえねがいると安心。特に暗くなってくるとね、一人は怖いもん。」
姉「でも、妹ってちょっぴり、ずるいなぁって思うことあるよ。ちっちゃいから、いっぱいかわいいかわいいしてもらってるもんね。」
姉妹の気持ちは複雑ですね。
でも、子どもはそれぞれの立場で感じてホッとするのではないでしょうか。
姉妹の葛藤を通して成長していくのでしょうね。
ひとり読みにもお薦めです。
(くどえり)
投稿者プロフィール

- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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