『リパとみつばちの庭』 (福井さとこ作・絵/のら書店)

そろそろ庭へでて春を迎える準備ですね。
『リパとみつばちの庭』(福井さとこ作・絵/のら書店)

リパはうでのいい庭師です。
庭には花々が咲き誇っています。
今日も仲よしの野鳥シコールが飛んできました。
ある日、庭の道具箱にみつばちの群れが飛んできて、住みはじめました。
男の子がやってきて、「その みつばちは うちの みつばちだったんだよ!」と。
その子の家へ行くと、足の不自由なおじいさんとみつばちを飼っていました。
女王ばちがはたらきばちを連れていってしまったことを聞いて、リパは庭を花や木でいっぱいにするのでした。
やがて色とりどりに咲いた庭にはミツバチや虫、鳥たち、色んな生きものたちがやってきました。
友だちになった男の子ミロとみつばちのお世話をするうちに、みつばちの生態なども分かりワクワクしてくるのでした。

前作の『リパの庭づくり』と同様に絵はシルクスクリーンで描かれていて、彩がとてもきれいです。
みつばちの生態も絵として描かれているので分かりやすく、自然への興味を持つキッカケになるかもしれません。
自然と共に生きる喜びが溢れかえっています。
以前住んでいたところの森に巣箱がいくつも置いてありました。
みつばちを求めて旅している養蜂家とのことでした。
少しミツのお裾分けをいただきました。
トロリとものすごく甘かったです。
そんなことをも思いだしました。

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絵本専門店グリム
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ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。

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