『おやすみとおはようのあいだ』

子どもは寝入る瞬間、ふと不安にかられることがあるのでしょうか。

長男が小学3年生くらいの頃。
布団の中で、シクシク泣き出し「地球が滅んだら?」「ひとりぼっちになっちゃったらどうしよう」と地球滅亡論に取りつかれていた時期がありました。
その時、「にいに、おかしなこと言ってるね~」とケタケタ笑っていた長女が、
約3年後に「家族が離れ離れになったらいやだよぉ」
「寝るのが怖いよぉ」と布団の中で泣くようになりました。
数年前のデジャヴか?!と苦笑いの私。

その長女が、
『おやすみとおはようのあいだ』を読んで
「あ~、あったかい。この絵本、あったかいねぇ。特にこのぺージが好き。“ぷちぷち しゅわーん ぷちぷち しゅわーん”幸せがいっぱいはじけている音だよ、きっと。明日はきっといい日だね」
とうれしそうに笑いました。

『おやすみとおはようのあいだ』
作 スギヤマカナヨ/めくるむ

「おやすみなさい」
ふとんにはいって めをつむると ぼくのからだはふわっとうかんで・・・。
花畑や虹の中、ふんわり雲に抱かれて、聞こえてきたのは何の音?

『おやすみとおはようのあいだ』は、キットパスを使って描かれています。
色彩の美しさ明るさに心があたたくなります。おやすみ前の一冊として、ぜひ枕元に💛

明日もきっと幸せが待っているよと大きな愛で包み込んでくれます。
全ての子ども達に幸せな明日がやってきますように。

(くどえり)

絵本専門店グリムでは、3月3日〜3月27日まで『おやすみとおはようのあいだ』原画展を開催します。

そして‥3月5日(土)は

【スギヤマカナヨ ワークショップ&トークイベント】を開催します。

詳細はこちらをご覧ください

https://grimm-ehon.com/2022/02/07/sugiyamakanayo/

投稿者プロフィール

絵本専門店グリム
絵本専門店グリム
ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です