『もりのひなまつり』（こいでやすこ・さく／福音館書店）

もうすぐ、ひなまつり。
ねずみばあちゃんに、森のねずみこどもかいから手紙が届きます。
この手紙がなんともかわいらしい (*^-^*)

「げんきでチュ〜」
「いっしょうのおねがいでチュ‼︎」
おひなさまを森のひなまつりに連れてきてほしいというお願いです。

「こんなに、チュッチュッとかわいく頼まれたら、行っちゃうね、絶対！」と我が家の娘たち。
もちろん、おひなさまたちも「まいりましょう」「ひなまつりをいたしましょう」とねずみばあちゃんと森をめざします。

甘酒を飲んだり、歌ったり踊ったり、なんてみんな楽しそうなんでしょう。
家に帰る頃には、雪もちらちら舞いはじめ、冷たい風も吹いてきます。
衣装も乱れてきました。

娘たちも、ドキドキです。
「おひなさま、無事に家に帰れるかしら？」

細かく描かれた美しい衣装、生き生きとした表情のおひなさまやのねずみ達。
森のひなまつりは、にぎやかであたたかく、幸せな気持ちになります。
絵をじっくり見ていくと、嬉しい発見があります。
すまし顔で飾られているおひなさまが、まさかこんな大冒険を楽しんでいるなんて、びっくりですね。
もしかしたら、皆さんのお家のおひなさまも、お出かけしているかもしれませんね (^_-)-☆

お雛様、お道具など実際にこいでやすこさんが福島にいかれて描かれました。