『一日だけうさぎ』
世界中に「うさぎの日」がきますように!
『一日だけうさぎ』
(原知子/文 こばようこ/え/くもん出版)
夜からだがもにょもにょして熱くなって、朝おきたらうさぎになっていた。
今日はこの町の住民がなぜか一年に一日だけうさぎになってしまう。
みんなうさぎのまま学校や会社にいく。
ランドセルも背負えないし、授業も体育だけ。
うさぎになって楽しいけれど困ることもいっぱい。
いつもはお世話しているうさぎの文句をきいたり、人間の時には感じなかった様々なことに気づかされる。
この日が終わると、「まえより ずっと いい 町に なっている。」と結ばれている。
ああ、ほんとうにこんな日があったらどんなにかいいだろうか。
戦争なんてしないだろうし、やさしさと思いやりに満ちているにちがいない。
「うさぎ目線」で感じるなんという発想の素晴らしさでしょうか。
絵があそび心もあってとても楽しい。
世界中に「うさぎの日」がきますように。
(本作は2015年度おはなしエンジェル子ども創作コンクールにおいて最優秀賞を受賞した小学校三年生の作品絵本化です)
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- ロングセラーの絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本などを取り揃えています。蔵書数はおよそ3500冊。長年、絵本専門店を営んできた店主が思い入れのある本をセレクトしています。
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