🌟 サイン絵本が届きました🌟

ないしょの冒険なのですけれど、特別にすこ～し教えちゃいますね。

『ほんやねこ』（石川えりこ／講談社）

ほんやのねこが早めに店じまいをして、いそいそとお散歩へでかけます。
窓を一か所閉め忘れたことも気がつかずに。
突然、強い風がふきこみ、絵本がバラバラパラパラとめくれると、
あらら！！
ピノキオ、ラプンツェル、シンデレラとものがたりのひとたちが窓の外へ…。

ほんやねこさん、大変ですよ！
棚いっぱいの本。
中心には大きならせん階段。
その階段の手すりを軽やかにおりるほんやねこ。
「この階段、滑り降りたらおもしろそう！」とこども達の遊び心に火がつく。
「この本、知ってる！」
「あっ。ここにも！」
飛ばされていったものがたりの人たち、思わぬところにいる！
「あれ？このおはなしどんなだっけ？」
「読んだことない」という子も。
読んでいる私も“あら？　結末どうだったかしら？”
“そういえば、最近読んでいなかったな”と改めて思ったりして、ものがたりのひとたちに会いたく（読みたく）なりました。
ほんやねこさん、かっこういいなぁ。
緻密で美しく描かれた絵はものがたりの世界へ誘ってくれる。
ページをめくると風が吹いてくる。
どこからだろうか。
なんだか懐かしくなる。
ゆっくり隅々までみればきっと新たな出会いが待っている。
グリムやアンデルセンを読んだことある人もない人も楽しめること間違いなし！